ここは、人間を除く動物たちの住む世界。
世界にはさまざまな動物や、彼らの国が存在しており、
彼らは人間と同じように二足歩行で、文明を作って生きている。
また、絶滅してしまったかと思われた動物も、この世界では幸せに暮らしている。
そして、人間という生き物が、ここでは忌み嫌われている。
環境状態は極めて良好。
工業はあまり発達しておらず、また車を持つものは少ない。
人間界に存在する国と、同じような国も存在する。
(例えばジャポネ国は人間界でいう日本のような国、など)
● 北の島 フォルス(force)
神様の島から見て北に位置する
力の島と言われている。赤色。
あまり裕福ではないが、いつも活気に溢れていて、情熱的な島。みんな踊りが大好き。
プロスポーツ選手を沢山輩出している。
漁業が盛ん。
● 西の島 リシュ(riche)
神様の島から見て西に位置する
裕福な島と言われている。黄色。
土地の質が良いため昔から農業が盛んに行われており、今でも国の経済を支えている。
一方で、お金持ちの人が集まる、優雅で華やかな町並みも有名。
● 東の島 アプラ(appre)
神様の島から見て東に位置する
学問の島と呼ばれている。青色。
医者や政治家など、知識人が多く輩出され、島の人々は日々勉学に励んでいる。
サービス業や工業が特に盛んだが、少々堅苦しい。
● 南の島 カルム(calme)
神様の島から見て南に位置する
平和の島と呼ばれている。桃色。
争いごとや議論を好まない国民性で、のんびりするのが好き。そのせいか、いつまで経っても田舎っぽい。
また、昔から不思議な出来事が絶えず起きている。
この国について
◆基本
4つの島は、現在一つの国として成り立っている。国名をオケノリアスといい、政治の本拠地は北→東→南→西の順で1年ごとに変わる。
◆言語
猫語が公用語となっている。
猫語を知らない観光客は少々困惑する事もあるが、他の民族にも通じる言葉ではある様子。
◆通貨
単位はペタル。Peと略される。
1ペタル10円程度。
1、5、10、50、ペタルは硬貨で
100、500、1000ペタルは紙幣になっている。
◆宗教
あってもないような物。
猫神様を信仰する猫教の人が多い。その内容は平和的で自由主義。
◆教育
保育所から高等学校まで。経済的に不安定な家庭でも、子供に普通の教育を受けさせる事のできる施設も存在する。
◆その他
動物に近くても人に近くても数え方は「~人」と表す。(世界共通)
国内で車を持っている家庭はほとんどなく、移動手段は徒歩、自転車又はバスである。
税金がやたら高い。(その分、バス代は無料/診察料の負担額が安いなど)
国を構成する主な民族についての紹介。
◆猫族
体質がほとんど猫と同じか、もしくは立つ事ができる猫の事を指す。
小柄で、ヒゲや嗅覚、聴覚が発達している。
◆猫型
猫より少しだけ人間に近い民族。
土地に合わせて進化した民族なので、体が強く、猫族に比べて寿命も長い。
◆人型
ほとんど人間に近い民族。または体の一部が動物の物である人の事を指す。
嗅覚、聴覚は退化しているが、視力が発達していて手先が器用。
昔から差別され迫害を受け続けてきたが、差別がなくなった現在、持ち前の器用さなどを生かして様々なメディアで活躍している。また遺伝子が強い。
◆クエ族
先住民。北方からの移民で、体が大きく毛が長いのが特徴。菜宮家のモフはこの民族。
動 人
物 間
┠──╂──╂─┨
↑ ↑ ↑
○ ○ 人
族 型 型
○には犬、猫、鳥、魚など動物の種類が入る。人型だけは何の動物でも表記が変わらない。
世界の食料事情
ここは動物達の世界なので、世界にはさまざまな動物や、彼らの国が存在している。
ライオンの国があればシマウマの国があるし、猫の国があれば水中には魚の国がある。
強い立場の者が弱い立場の者をいじめてはいけないなど、現在一部の国家間では条約が結ばれている。
◆食物連鎖について
さすがに友達やその仲間を食べる訳にはいかないという動物のために、肉の代わりになる植物が栽培されている。
◆肉の代わりの植物とは
それは植物とはいえ、肉と同じ栄養素を含んでいて味も食感も肉そのものである。
名前は「ニッカ(肉果)」。
見た目は、殻につつまれた大きな木の実で、中に身が詰まっている(ウインナー、ソーセージのような感じ)。
種類は様々で、魚肉のような実をつける木 があれば牛肉のような実をつける木もある。
よって彼らは友達を食べる事なく生きていける。
◆世界人口はどうなるか
食物連鎖が否定されているわけではないので、普通に肉を食べる地域もある。
また一人が一度に産む子供の数は、地球で同じ種類の動物が産む子供の数よりはるかに少ない。
医療も発達していないため、世界人口は急激に増える事もなく均衡を保っている。